旅三昧&ときどき読書+映画

私は小泉牧夫。英語表現研究家という肩書で『世にもおもしろい英語』『アダムのリンゴ 歴史から生まれた世にもおもしろい英語』(IBCパブリッシング刊)という本を書いています。2018年4月に 出版社を退職し、41年にわたる編集者生活を終えました。いま世界中を旅しながら、本や雑誌記事の執筆とともに、旅先ではこのブログを書いています。お金はありませんが、時間だけはたっぷりある贅沢な旅と執筆と読書と映画の日々を綴っていきたいと思います。

旅三昧&ときどき読書+映画

私は小泉牧夫。英語表現研究家という肩書で『世にもおもしろい英語』『アダムのリンゴ 歴史から生まれた世にもおもしろい英語」(IBCパブリッシング刊)という本を書いています。2018年4月に出版社を退職し、41年にわたる編集者生活を終えます。それからは世界中を旅しながら、本や雑誌記事の執筆をする予定。お金はありませんが、時間だけはたっぷりある贅沢な旅と執筆と読書と映画の日々を綴っていきたいと思います。

カードとWiFiが使えない!

朝10時15分のバスに乗って、12時15分にロトルアに着く。どこまでも緑の牧草地の丘陵が続き、時々牛や羊の群れがのんびり草を食んでいるのが見える。空は真っ青だ。そんな景色を見ていると、本当にリラックスできる。思ったよりも羊が少なく牛が多いように感じた。やはり、今は羊肉より牛肉の方が需要があるからだろうか? 昔イギリスをドライブした時は、本当に羊だらけだったっけ。

ところで、こんなふうにどこまで行っても牧草地が続いていると、人々が自然を大切にしているから、と考える日本人がいるかもしれないが、これは森の木々を伐採して牧草地に変えた"自然破壊”の結果だということをご存じだろうか? スイスもウィリアム・テルが活躍していた昔は森だらけだったが、今では牧草地が多く、それがこの観光立国の典型的な景色になっている。スイスでは、木を1本切ったら、その代わりに1本植えなくてはならないと聞いたことがある。

ロトルアの中央バスセンターに到着するとすぐに、6日のワイトモ行き、7日のワイトモからオークランド行きのバスを予約した。ワイトモ行きは朝7時のバスだと言う。もっと遅いのはないか、と聞くと1日に1本きりないのだと言う。当日にチケットを買って乗ってもいいかなと思っていたが、予約してよかった。ところが、クレジットカードで払おうとしたが、どうしても無効になってしまう。仕方なしに現金で払う。ホテルに着いて、再度確認してもらったが、これもダメ。すぐに大阪のカード会社に電話すると、カード自体には何の問題もないと言う。「今朝もハミルトンのホテルで使われていますよね」と言われた。行動が一目瞭然だ。「ええ、その時は何の問題もなかったんですが……」と言うと、ホテルやレストランの機械に問題があることもあると言う。とにかく「問題ない」と理解して電話を切った。

湖の畔のカフェでお昼を食べた時にカードで払ってみたが、何の問題もなく使えた。そのうちに、なぜ無効になったかの理由が分かってきた。ピンコード(暗証番号のこと)を押す前に、check, saving, creditという表示が出て、ひとつを選ぶようになっている。カードから差し引かれる私の口座は「普通口座」だ。英語ではsaving accountとなる。そのためにsavingを押していたのだが、creditを押さなければいけなっかったようだ。

今朝のホテルでは、フロント係が「credit」を押してから、私にピンコードを入れるように言ったので問題なかったのだ。しかし海外に行くたびに、いろいろシステムが変わるから、なかなか時代についていけない。帰国したら、カード会社にカードが使えなっかった理由を教えてあげよう。

今のホテルは、かなり有名なチェーンなのだが、WiFiは無料ではなく、ロビーと横のカフェだけで使えると言う(部屋では使えない)。それでも1日の期限付きで10ドルだと言う。「それじゃあ、仕事ができないじゃないか」と思ったが、今日の仕事は校正刷と音声のチェックで、すべてドロップボックスに入っている。ならWiFiにつながなくても作業はできる。部屋でその仕事を終えると、ロビーでメールを送り、このブログを書いている。ブログを書くたびに800円払うのは、しゃくなので、明日はブログは休みにする。ゴンドラで山の頂上から町と湖を眺めたり、温泉に入りに行く予定なので、おもしろいことが起こりそうなのだが……。

今度から、必ず「無料WiFi」となっているホテルを予約しよう。