旅三昧&ときどき読書+映画

私は小泉牧夫。英語表現研究家という肩書で『世にもおもしろい英語』『アダムのリンゴ 歴史から生まれた世にもおもしろい英語』(IBCパブリッシング刊)という本を書いています。2018年4月に 出版社を退職し、41年にわたる編集者生活を終えました。いま世界中を旅しながら、本や雑誌記事の執筆とともに、旅先ではこのブログを書いています。お金はありませんが、時間だけはたっぷりある贅沢な旅と執筆と読書と映画の日々を綴っていきたいと思います。

旅三昧&ときどき読書+映画

私は小泉牧夫。英語表現研究家という肩書で『世にもおもしろい英語』『アダムのリンゴ 歴史から生まれた世にもおもしろい英語」(IBCパブリッシング刊)という本を書いています。2018年4月に出版社を退職し、41年にわたる編集者生活を終えます。それからは世界中を旅しながら、本や雑誌記事の執筆をする予定。お金はありませんが、時間だけはたっぷりある贅沢な旅と執筆と読書と映画の日々を綴っていきたいと思います。

日本人に合わないヘルメット

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まず、昨日7月3日(日)のことについて書く。ロトルア郊外に「スカイライン」というゴンドラやリフト、(雪ではなく)アルファルトの上を滑る「ルージュ」などがあるレジャー施設がある。日曜でバスの本数も少ないし、きっと混んでいるに違いないと思い、行くのを躊躇してたのだが、やはり「まず最初に山の上から街と湖を眺めてみよう」と、思い切って行くことにした。だが、やはり裏目に出た。もの凄い混み方で、ゴンドラに乗るのに30分、上に上がってリュージュの順番が来るまでに1時間も待つはめになった。

ルージュで滑るためには、ヘルメットをかぶらなければならないのだが、これが日本人、特に私のような中年にはなかなかの難物だ。以前、カナダ・バンクーバーのスタンレーパークーで自転車に乗った時、娘と息子は顔(頭)が長細いのでフィットしていたのだが、ヘルメットをかぶった私を見て、妻が「何か頭の上にドンブリの蓋を載せてるみたいね」と言ったことがあった。3年前に自転車を買った時も、そこの店主(元オリンピック候補選手)が「日本人にはヨーロッパでつくったヘルメットが合わないんですよ。頭の左右が広くて、そこが当たって頭痛になる人が多いんです」と言った。「顔平たい族」(映画「テルマエロマエ」より)とはよく言ったものだ。

ラージサイズを選んだのだが、案の定、長時間順番を待っている間に、頭が痛くなってきた。脱いだりかぶったりを切り返しながら、ヘルメットと日本人の頭の形についていろいろ考えたのだった。

ルージュはハンドルを前に押すと「Go」、後ろに引くと「Sotp」なのだが、途中で止まってしまい、どうしても動かなくなった。後ろからはビュンビュンとルージュがやってくる。焦ってハンドルを前に押したり、左右に振ったりしているうちに、なぜかまた滑り始めた。3つコースがあるうちの、中級のコースを選んだのだが、かなり急で怖いコースだった。でも、1時間も待ってルージュに乗る63歳って、一体何なんだろう?

午後遅くになって、ロトルアに戻り、ポリネシアン・スパに行った。温泉だが、日本と違って水着で入る。泉質もよく、かなりリラックスできた。だが、あまり調子に乗って長時間入り、「湯あたり」でもしたら、旅の後半が大変なことになると思い、いいところで引き上げることにした。マオリ族も戦で傷ついた体を、この温泉で癒したと言う。先日からの捻挫も、こころなしか痛みと腫れが引いたように思えた。まだ3日ある。ここにはもう一度行ってみよう。でも、64ドルは高い!

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