旅三昧&ときどき読書+映画

私は小泉牧夫。英語表現研究家という肩書で『世にもおもしろい英語』『アダムのリンゴ 歴史から生まれた世にもおもしろい英語』(IBCパブリッシング刊)という本を書いています。2018年4月に 出版社を退職し、41年にわたる編集者生活を終えます。それからは世界中を旅しながら、本や雑誌記事の執筆をする予定。お金はありませんが、時間だけはたっぷりある贅沢な旅と執筆と読書と映画の日々を綴っていきたいと思います。

旅三昧&ときどき読書+映画

私は小泉牧夫。英語表現研究家という肩書で『世にもおもしろい英語』『アダムのリンゴ 歴史から生まれた世にもおもしろい英語」(IBCパブリッシング刊)という本を書いています。2018年4月に出版社を退職し、41年にわたる編集者生活を終えます。それからは世界中を旅しながら、本や雑誌記事の執筆をする予定。お金はありませんが、時間だけはたっぷりある贅沢な旅と執筆と読書と映画の日々を綴っていきたいと思います。

もしもバスに乗れなかったら・・・

ワイトモのホテルはチェックアウトが11時だと思っていたら、10時だったので、1階のレストランで朝食をとり素早くパッキングを済ませて、ホテルを出て歩き始めた。まだバスの時間までは、1時間半もある。バスが発着する観光案内所の手前にカフェがあったので、そこでコーヒーを飲みながら本を読むことにした。

そのカフェはモーテルも兼ねているらしく閑散としていたが、カウンターに若いマオリの女性がいたのでコーヒーを注文した。Where are you from?と聞くので、Japanと応えると「おはようございます」とたどたどしい日本語で言う。「学校で日本語習いました。ひらがなとカタカナだけ。漢字は難しくダメ」と言った後で、「発音はマオリの言葉とよく似ているので、簡単です」と言う。

私も「そうなんだよ、wakaってマオリ語でカヌーのことでしょ? wakaは日本語ならyoungという意味なんだ。例えばwakamonoと言ったら、それはyoung guyのことだよ」と言うと、とても嬉しそうに笑顔を見せた。

テーブルについて、先ほどのホテルの領収書を何気なく眺めたら、accomodation(宿泊)が2泊になっていた。1泊のはずなのにおかしいと思い、「ホテルの領収書が違っているので、もう一度ホテルに行ってくる。スーツケースを預かってもらえないか」と聞くと、Yesと言ってくれた。

10分ほど歩いてホテルに戻り、フロントの女性に説明するとAh, that's a good question.とこともなげに言う。「別の人の領収書を渡してしまいました。これが正しいものです」と言って、別の領収書をプリントして渡された。クレジットカードの請求は全く問題いないと言う。

観光案内所で「バスはこの観光案内所で停まることになっているのだが、通りのこちら側かあちら側か」と聞いてみたら、「道の反対側」だと言う。念のために聞いてよかった。反対側で待っていたら、そのまま私を乗せずに行ってしまったかもしれない。1日に1本のオークラド行きのバスだ。これを逃したら、明日早朝の飛行機には乗れなかった。こんな小さな村ではタクシーもないし鉄道もない。オークランドまで特別に車をチャーターしたら、数万円かかってしまったかもしれない。

以前フランスのボーヌという小さな村で、ディジョン行きのバスに乗ろうと思って待っていたら、道の反対側にバスが来て乗れなかったことを思い出した。その時は近くに駅があったので列車で行くことができた。東京行きの飛行機の出発の2~3日前だったし、ホテルも予約をせずに泊まり歩いていたので、そんなに大きな問題ではなかったが、今回は違う。

とにかく、道の反対側で待っていたらバスが来て、無事にオークランドに帰ってきた。でも3時間半走ってトイレ休憩が1度だけ。私のような‟老人”には、ちょっときつい。

一昨年の夏、アメリカでフロリダ州マイアミからキーウエストまでグレイハウンドのバスに乗ったが、すごく汚いながらもバスにはトイレがついていた。NZのInterCityバスも、もうそろそろトイレを取り付けることを考えたらどうだろうか?