旅三昧&ときどき読書+映画

私は小泉牧夫。英語表現研究家という肩書で『世にもおもしろい英語』『アダムのリンゴ 歴史から生まれた世にもおもしろい英語』(IBCパブリッシング刊)という本を書いています。2018年4月に 出版社を退職し、41年にわたる編集者生活を終えました。いま世界中を旅しながら、本や雑誌記事の執筆とともに、旅先ではこのブログを書いています。お金はありませんが、時間だけはたっぷりある贅沢な旅と執筆と読書と映画の日々を綴っていきたいと思います。

旅三昧&ときどき読書+映画

私は小泉牧夫。英語表現研究家という肩書で『世にもおもしろい英語』『アダムのリンゴ 歴史から生まれた世にもおもしろい英語」(IBCパブリッシング刊)という本を書いています。2018年4月に出版社を退職し、41年にわたる編集者生活を終えます。それからは世界中を旅しながら、本や雑誌記事の執筆をする予定。お金はありませんが、時間だけはたっぷりある贅沢な旅と執筆と読書と映画の日々を綴っていきたいと思います。

大学キャンパス内の湖にはワニが生息している

町の自然史博物館で、子供たち対象の学習会のような催しがあるというので娘と孫2人に同行。館内では、鉱石や火山噴火、化石、恐竜の専門家のいるカウンターがあり、そこで説明を聞いたり質問したりすればハンコを捺してもらえる。全部の欄にスタンプがたまると、最後にプレゼントをくれるスタンプラリーのような催しだった。恐らく博物館のキュレーターだけでなく大学の専門の学生もボランティアで駆り出させているのだろう。

この町は人口が16万人程度だが、大学関係者だけで半分を占めると言う。教授や学生だけでなく、図書館の司書や食堂のコック、掃除の人など、ありとあらゆる大学で働く人たちが、9月の新学期に入るとみんな戻って来て、人口が一挙に倍になるという町だ。そのためか知的な雰囲気があり、子供たちが楽しめる催しと言ったら、このようなお勉強になるのだろう。

この大学はアメリカで2番目とも3番目とも言われる規模があり、キャンパスの広さも並外れている。もう4、5年前のことだが、風邪を引いてしまって孫に移してしてはいけないと思い、大学近くのホテルに泊まったことがある。この自然史博物館が大学のキャンパスの一番端にあると聞いて、午前10時に歩き出して四角いキャンパスを斜めに横切り、博物館で1~2時間展示を見てホテルに戻ったら、何と夕方の6時になっていた。途中、雷と豪雨で1時間ほど建物に避難したが、大学のキャンパス内を往復するだけでまる1日かかってしまった。こんなことは日本では想像もできないだろう。

その広大なキャンパス内には大きな池というか湖があり、ワニが生息している。「夜は水辺に近づかないこと」「釣りをしないこと」「子供を連れて歩かないこと」など注意を呼び掛ける看板があったりする。

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キャンパス内の湖には「ワニに注意」の看板が

ワニと言えば、去年ハリケーン・イルマがこのフロリダ一帯を襲った。私と妻は心配で一晩中CNNニュースにかじりついて見ていたのだが、娘の家も3日間停電になった。その時に池の水が道路を冠水して水たまりができた場合、そこにワニが移動しているかもしれないので、「道路の水たまりには近づかないように」という警告があった。

本当にアメリカでは、日本では考えられないことが起こる。