旅三昧&ときどき読書+映画

私は小泉牧夫。英語表現研究家という肩書で『世にもおもしろい英語』『アダムのリンゴ 歴史から生まれた世にもおもしろい英語』(IBCパブリッシング刊)という本を書いています。2018年4月に 出版社を退職し、41年にわたる編集者生活を終えました。いま世界中を旅しながら、本や雑誌記事の執筆とともに、旅先ではこのブログを書いています。お金はありませんが、時間だけはたっぷりある贅沢な旅と執筆と読書と映画の日々を綴っていきたいと思います。

旅三昧&ときどき読書+映画

私は小泉牧夫。英語表現研究家という肩書で『世にもおもしろい英語』『アダムのリンゴ 歴史から生まれた世にもおもしろい英語」(IBCパブリッシング刊)という本を書いています。2018年4月に出版社を退職し、41年にわたる編集者生活を終えます。それからは世界中を旅しながら、本や雑誌記事の執筆をする予定。お金はありませんが、時間だけはたっぷりある贅沢な旅と執筆と読書と映画の日々を綴っていきたいと思います。

EpcotのSoarin'は史上最高のアトラクション

ウォルト・ディズニー・ワールドWDW) の4大パークのひとつEpcotへ行く。Experimental Prototype Community Of Tomorrow(未来社会の実験的モデル)の頭文字を並べて名づけられたという。今日も警察官の厳重な荷物チェックを受けて入口の前に並ぶ。ものすごい人の数だ。9時の開園と同時に、みんなものすごい速さで走り始める。きっと人気のアトラクションにいち早く駆けつけて、順番を待たずに乗るためだろう。私は昨日のようにFASTPASS +の機械で予約しようとしたが、画面には人気アトラクションには「本日全て予約済み。ただし並べば乗ることができます」という表示が出ていた。ネット予約もできるので、もうすでに一杯になってしまったようだ。それとWDW直営のホテルに宿泊している人は優先的に事前予約ができるらしい。1泊2万以上するから私のような貧乏旅行者にはとても無理だ(私はオーランドに8泊するから16万円以上になってしまう。消費税を入れれば20万円以上になる)。

わかったぞ。昨日アニマルキングダムファストパスを使わずに並んでいた人たちは、もう全ての時間で予約済みだったから1時間も2時間も並んでいたのだ。やっと事情が呑み込めた。

仕方なしに、その場所から一番近いSoarin'というアトラクションへ。「40分待ち」だったので、それくらいは待てるかも・・・と思い、並ぶことにする。soarとは「空高く舞い上がる」こと。温度や物価が「上がる」場合にも使われる単語だ。

このアトラクションは素晴らしかった。私が今まで65年間生きた中で、こんなに感動した乗物+映像は初めてだった。最後には全員から拍手が巻き起こったほどだ。ネットで調べたが、まだ東京ディズニーランドにはないようだ。ぜひ早く日本にも導入してほしいものだ。この感動を少しでも多くの日本人にも味わってほしい(とは言っても、恐らく私はTDLにはいかないと思うが)。

FASTPASS+は、特に人気があり、すぐに長蛇の列ができる乗物の予約ができるようにしたものだということに遅ればせがら気が付く。同時にファストパスが必要ないアトラクションでも良いものがあるはずだと気持ちを入れ替えて、「ワールドショーケース」という各国のパビリオンが並ぶエリアに行く。まず中国館で360度スクリーンの映像を見る。これがまた素晴らしく、中国の景勝地にすぐにでも行きたくなってしまた。

このエリアは大きな湖を囲むようにしてパビリオンが並んでいる。アメリカ館・カナダ館・フランス館にも映像アトラクションがあるらしいので順に見て廻ることにする。

その前に、お腹がすいたので日本館の桂グリルという軽食レストランでお昼を食べることに。注文カウンターの日本人女性はみんなに「こんにちは」と日本語で挨拶。私はカツカレーとサラダと温かい日本茶を注文したが「サラダはカツカレーにも付いています」と言ってくれたので、サラダはキャンセル。さすがに気が利く。アメリカ人だったら聞かなければ教えてくれないだろう。お金を払うと「番号をお呼びしますのでお待ちください」と言う。いつものようにかなり待つのかな・・・と思っていると、3分もしないうちに番号を呼ばれた。注文したばかりだったので、まさか私の番号ではないだろうと思って最初聞き流していたのだが、日本語で2回数字を言われたのでやっと気がつく。はやっ! 注文してから3分もたっていない。アメリカでは例えば、すでに出来上がっているドーナッツとコーヒーを頼んだだけでも、出てくるまでに5分近くかかことがザラだ。私もずいぶんアメリカ慣れしてしまったものだ。

アメリカ館・カナダ館・フランス館のアトラクション映像も素晴らしい出来栄えで、FASTPASS対象でなくとも、こんなに楽しめるのだということを実感。日本館でもぜひ360度スクリーンで日本の誇る景勝地の映像を流してほしい。こうしてPRすれば、まだまだインバウンドの観光客は増えることだろう。