旅三昧&ときどき読書+映画

私は小泉牧夫。英語表現研究家という肩書で『世にもおもしろい英語』『アダムのリンゴ 歴史から生まれた世にもおもしろい英語』(IBCパブリッシング刊)という本を書いています。2018年4月に 出版社を退職し、41年にわたる編集者生活を終えました。いま世界中を旅しながら、本や雑誌記事の執筆とともに、旅先ではこのブログを書いています。お金はありませんが、時間だけはたっぷりある贅沢な旅と執筆と読書と映画の日々を綴っていきたいと思います。

旅三昧&ときどき読書+映画

私は小泉牧夫。英語表現研究家という肩書で『世にもおもしろい英語』『アダムのリンゴ 歴史から生まれた世にもおもしろい英語」(IBCパブリッシング刊)という本を書いています。2018年4月に出版社を退職し、41年にわたる編集者生活を終えます。それからは世界中を旅しながら、本や雑誌記事の執筆をする予定。お金はありませんが、時間だけはたっぷりある贅沢な旅と執筆と読書と映画の日々を綴っていきたいと思います。

映画「ガンダル」が放つインド女性への強いメッセージ

昨晩は11時に寝て、今朝7時に起きNews 23の録画を見る。それから朝食を済ませ、キネ旬ステーションシアターに。「ガンダル きっと、つよくなる」というインド映画を観る。実際にあった女子アマチュアレスリングの金メダリストの話だ。この映画がなぜインドで大ヒットしたのかはよくわかる。この映画は、十代半ばで親の決めた人と結婚して子供を産むという道しかなかったインドの女性たちに「自分の生きる道は自分で決めるのだ」という強いメッセージを発しているからだ。

この映画でも、金メダルを取った選手はナショナルチームのコーチと握手もしなかった。どこかで見たような光景だ。

インドは世界で最も映画の製作本数が多く、動員観客数も世界一の「映画大国」。これからもインドで大ヒットした映画が日本に続々と入ってくることだろう。

映画が終わったのが11時30分。それからジムに行く。若い時のように無理はできないが、ゆっくりストレッチをして、15分ほどウォーキング。次はウエイトレーニング、腕だけでなく脚や腰、背中にも「圧」をかける。

2時にお昼、焼肉定食を食べる。それから床屋へ。途中たった5分ほどだったが、ものすごい土砂降りの雨になる。大きめの折り畳みの傘をかぶっていたのだが、ズボンがびっしょりになってしまった。

床屋では裾を刈り上げてもらう。もう会社にも行っていないし、少しでも床屋に行くお金と時間を節約しなければならない。でもシニア料金で2500円。これまでは4000円以上したのに。

家に帰る途中コンビニであんぱんを買う。お腹がすいてどうしようもない。まさか何かの病気じゃないだろうな? 夕飯も早めに食べているし、運動もしているし、体重も落ちているし、いたって健康だと思うのだが。

家で30分ほどBSのヒストリー・チャンネルの録画を見る。アメリカ軍の厳しい訓練のドキュメンタリー。字幕だったので、画面の下を紙で隠してヘッドフォンでひたすら英語を聴く。

そういえば、映画「ガンダル」を観ている時に次に書く本のテーマと方向性が頭に浮かんだ。おもしろい英語表現については切り売りしたいほどネタがたくさんあるのだが、それをどのようなコンセプトで、どのように一本の線でつないで一冊の本を書くかが一番の悩みどころ。それが一挙に解決した。靄の中で突然青空が見えたような、すっきりした気分。

夜、4月の大西洋横断の船旅で親しくなったボストン郊外に住むTheoからのメールに返信。「先週の金曜に私の著書2冊を送った。もうそろそろ着くころだ」と書く。でも日本語ばかりの本でがっかりしないだろうか? 「もし日本語部分で知りたいところがあれば翻訳するのでページを教えてほしい」と付け加える。

彼のメールには、テキサスのサン・アントニオに行っていて、奥さんサリーのおばさんと楽しい時間を過ごしたと書いてある。第二次大戦時に行った退役軍人で96歳、まだとてもしかっりしていて普通に会話ができると言う。第二次大戦当時、女性も兵士になれたのだろうか? 確かにauntと書いてあるが・・・。

そういえば、私の娘の家にも日本の祖父母の結婚式の時の写真と、アメリカ人の夫の祖父が第二次大戦の時に撮影した軍服の写真が並んで飾ってある。日本の祖父も大戦の時にジャワやカンボジアシンガポールを転戦した。日米両国の軍人だった人の写真が同じ棚に飾られているのは、なかなか凄いことじゃないかと娘は言っている。