旅三昧&ときどき読書+映画

私は小泉牧夫。英語表現研究家という肩書で『世にもおもしろい英語』『アダムのリンゴ 歴史から生まれた世にもおもしろい英語』(IBCパブリッシング刊)という本を書いています。2018年4月に 出版社を退職し、41年にわたる編集者生活を終えました。いま世界中を旅しながら、本や雑誌記事の執筆とともに、旅先ではこのブログを書いています。お金はありませんが、時間だけはたっぷりある贅沢な旅と執筆と読書と映画の日々を綴っていきたいと思います。

旅三昧&ときどき読書+映画

私は小泉牧夫。英語表現研究家という肩書で『世にもおもしろい英語』『アダムのリンゴ 歴史から生まれた世にもおもしろい英語」(IBCパブリッシング刊)という本を書いています。2018年4月に出版社を退職し、41年にわたる編集者生活を終えます。それからは世界中を旅しながら、本や雑誌記事の執筆をする予定。お金はありませんが、時間だけはたっぷりある贅沢な旅と執筆と読書と映画の日々を綴っていきたいと思います。

孫たちとの怒涛の日々

76日(金)、元同僚の荒川君と渋谷のクッチーナでパスタを食べる。彼も「あと2か月で定年だ」という。「やっと会社を辞めるという実感が湧いてきた」と。

1時半に荒川君と別れ、ドンキホーテで孫たちの室内履きのスリッパを買って羽田に急ぐ。到着は335分だったが、20分ほど早くなった。

出口から娘の家族が出てきた。みんな元気そう。下の孫は飛行機の中で10時間も眠ったが、上の方はゲームをやっていてほとんど寝なかったと言う。京急で品川に。行きは特急で10分ほどだったが、各駅だったので20分かかった。品川から上野・東京ラインで柏まで直通で来る。孫2人は電車にほとんど乗ったことがないので、普通の電車に乗るだけで大喜び。我々にとっては日常的な車窓からの景色を大いに楽しむ。新幹線に乗るのが夢。来週の木曜日に軽井沢行って2泊するので、その夢がとうとう叶う。

柏の駅に着く。上の孫は回転寿司が食べたいと言ったのだが、ちょっと遠いので駅前のジョナサンで夕飯を食べ、タクシーで私の家へ。家に入った途端、上の孫が「僕はホテルに泊まりたい! この家では眠れない!」と泣き叫び始めた。我が家は想像していたホテルとは大きく違っていたようだ。娘は「ホテルだとお金がかかるので泊まれない」と説得し、私には「24時間以上寝ていないので、興奮しているのではないか」と言う。実際に、翌日は何もなかったかのようにケロっとしていた。

7日(土)、月曜日に神社に行って七五三の祈祷をしてもらうので、朝10時に貸衣装店に行って衣装合わせ。上の孫は「青色でドラゴンの絵が入っている羽織がいい」と言っていたのだが、その通りの衣装が見つかりすっかりご機嫌。金色の袴と合わせてみたら、文句のつけようのない姿になった。昨日、泣き叫んでいたのが嘘のよう。下の方も緑の羽織が見つかり、黄色の袴を合わせてみたら、これも気に入ったようだ。

お昼は上の孫の希望を叶えようと「ららぽーと」の回転寿司へ。ところが、ものすごい混みようで1時間以上待つ。私は午後4時からNHK文化センターで、小林和男さんと三井物産の目黒祐志さんによる「不思議なロシア」という講座があったので、ひとりフードコートでモスバーガーを食べて青山へ急ぐ。

この講座は素晴らしかった。ロシアという国の既成概念が覆される。次の21日(土)の講座は、先約があって断念したのだが、キャンセルして参加することに。

翌日は柏のあけぼの公園で6家族が集まってのBBQパーティがあり、朝10時に車で送って行く。みんな娘が住むフロリダの町に住んでいた人たちばかり。娘の家族が来日するというので、神奈川や都内、所沢など遠くからも、この柏の公園に集まってくれたのだった。

その町にはフロリダ州立大学があり、みなさんそこに留学や研修をしていた人たち。奥さんたちの中にも何人かお医者さんがいる。日本の大学病院や研究医療機関から派遣されただけあってエリート中のエリートばかりだ。

家に戻って大量の洗濯を終えると1時半。娘から「2時頃に迎えに来てほしい」と電話。2時ちょっと過ぎに公園に着いたが、案の定子供たちが遊んでいて、なかなか解散にならない。私もしばらくみなさんと一緒に話をする。

3月に娘の家に行った時に、年度末のため研修や留学を終えて帰国する人のための「送別会」が開かれていた。私も飛び入りで参加したので、顔見知りの人も多い。「大西洋クルーズをしたんですよね? いかがでしたか?」などと聞かれる。

バドミントンをやっていて、ラケットが子供の顔に当たってしまい鼻血が出てしまった。ご主人たちが皆かけつけるが、考えてみたら全員がお医者さんだった。大事に至らなくてよかった。

9日(月)、朝9時半に松戸。旅券事務所に孫2人のパスポートの申請に行く。アメリカで撮ってきた写真はOKだったが、ネットからダウンロードした申請書は使用できないとのことで、再度書き直し。娘は長いこと係官の面接を受けていたが、いろいろアドバイスしてくれたと言う。帰国前日の17日(火)にパスポートを受け取れるということがわかり一安心。

12時に貸衣装店へ。娘は妻が用意してくれた祖母の着物を着る。上の孫もすぐに羽織袴をつけることができた。刀もつけてもらってご機嫌。

大変なのは下の方だった。寝て起きたばかりだったので機嫌が悪く、羽織を着せても泣き叫んで脱いで裸になってしまう。暑かったせいもあっただろう。だましだまし機嫌を取り写真撮影。すぐに衣装を脱いでしまい、座り込んでしまったりして、なかなか撮影ができなかった。全てが終了した時には、1時をかなり過ぎていた。

すぐに廣幡八幡神社に行き、季節外れの七五三の祈祷をしてもらう。神主さんには「泣いてもそのまま続けてください」と頼んだが、孫たちは暴れたり泣き叫んだりすることもなく、お祓いの最中、下の孫がおならをしただけで無事に祈祷が終了。千歳飴や折り紙や本などをもらった後、境内で写真を撮って帰る。貸衣装店に着く前に、下の孫は車の中で羽織袴を脱ぎ捨て真裸になっていた。

怒涛の日々はまだまだ続く。