旅三昧&ときどき読書+映画

私は小泉牧夫。英語表現研究家という肩書で『世にもおもしろい英語』『アダムのリンゴ 歴史から生まれた世にもおもしろい英語』(IBCパブリッシング刊)という本を書いています。2018年4月に 出版社を退職し、41年にわたる編集者生活を終えます。それからは世界中を旅しながら、本や雑誌記事の執筆をする予定。お金はありませんが、時間だけはたっぷりある贅沢な旅と執筆と読書と映画の日々を綴っていきたいと思います。

旅三昧&ときどき読書+映画

私は小泉牧夫。英語表現研究家という肩書で『世にもおもしろい英語』『アダムのリンゴ 歴史から生まれた世にもおもしろい英語」(IBCパブリッシング刊)という本を書いています。2018年4月に出版社を退職し、41年にわたる編集者生活を終えます。それからは世界中を旅しながら、本や雑誌記事の執筆をする予定。お金はありませんが、時間だけはたっぷりある贅沢な旅と執筆と読書と映画の日々を綴っていきたいと思います。

フロリダの州都はマイアミではない

娘の家族は昨日の早朝家を出て、アラバマ州モントゴメリーで航空ショーを見て、今日の昼ちょっと前に帰ってきた。フロリダ州タラハシーで1泊したという。このタラハシー、実はフロリダ州の州都だ。以前、私が編集していた英語関係の月刊誌の口絵で、マイアミを特集した際、カメラマンが「マイアミはフロリダ州の州都」という解説を書いてきたことがあった。私が間違いに気づいたからよかったが、アメリカを知らない編集者が担当だったら、そのまま発行されてしまったかもしれない。

日本だとその県で一番大きい都市が県庁所在地と思って間違いないが、アメリカでは州で一番大きな都市が州都であるとは限らない。でも、なぜ何も確認せずに自分の思い込みだけで「州都」などどいい加減な書いたのだろうか? 私は珍しく激怒し、次年度からそのカメラマンに口絵を頼むのをやめた。

娘の家族が全員で私をオーランド行きのRedCoachのバスが出るRosa Parks Bus Stationまで見送りにきてくれた。ところが出発時間の4時15分になっても全くバスが来る気配がない。日本じゃないから、こんなことは往々にして起こり得る。でもバス自体がキャンセルになったりしていないだろうな、と不安になる。出発予定時刻から20分が過ぎてもバスが来なかったので、娘がバス会社に電話すると、すぐ近くまでに来ているので、もう少し待ってほしいとのことだった。どうやらバスはこの町が始発ではなく、タンパから来るらしい。

結局バスが到着したのが出発予定時刻より30分も後のことだった。RedCoachというバスはその名のとおりボディが赤く、車内の座席もスペースもゆったりとしていて、オーランドまでの2時間をのんびりと過ごすことができた。どこまでも平らな大地に大きな夕日が少しずつ沈んでいった。

バスはオーランドのRedCoach Bus Stationに到着。客待ちのタクシーがなかったので、またUberの車を呼ぶ。今自分がいる地点がGPSiPhoneの画面に表示されるから楽だ。目的地はホテルの名前を入れるだけ。1台の車がつかまり「いまこちらに向かっています」という表示が出る。昨日かなりUberについて説明したが、まだまだ十分ではないので、さらに続けると、画面には何とドライバーの名前と写真、車の車種と写真が出てくる。そしてドライバーの方のiPhone画面には、私がいる地点だけではなく「私の名前」も表示されるという仕組みになっている。

白い車がやってきた。ドライバーは私の名前を呼んで、確かに私が車を呼んだ当人なのかを確認した。その時「さん」をつけて私の名を言うので、日本人かと思ったが、聞いてみるとブラジルの日系人だった。「おとうさん、おかあさん、ニホンジン」と言う。おじいちゃんは広島出身だそうだ。日本語は小さい頃勉強したが、もうほとんど忘れてしまったと言う。日本に一度行ったことがあり、2週間ほど東京と広島と北海道を廻った。My name is Hideki, very common name in Japan.「私の名前はヒデキ。日本ではすごくありふれた名前です」と言う。そのせいか日本人の名前に敏感で、最初に私の名前が画面に表示された時、きっと日本人だろうと思ったと言う。

ホテルに着いた。スーツケースもトランクから降ろしてくれた。もちろん5つ星を進呈して、チップも15%払おうと思ったが、5%と10%きり表示されなかったので10%をタップする。昨日説明したかもしれないが、Uberの支払いはチップも含めてすべてクレジットカード決済なので、現金の受け渡しはいっさいしないですむ。

夜、このホテルにあるレストランで食事。インド・タイ・中国のフュージョン料理の店だ。この店のマークは〇の中に「吉」の字が入っていたので、日本料理の店かと思ったがそうではなかった。お客さんはインド人が多かった。きっと宿泊客もそうなのだろう。残念ながら、私の口には合わなかった。このホテルの周辺にはレストランがありそうもないし、ディズニーワールド内で食事を済ませてくるか、テイクアウトで部屋に持って帰るしかないようだ。