旅三昧&ときどき読書+映画

私は小泉牧夫。英語表現研究家という肩書で『世にもおもしろい英語』『アダムのリンゴ 歴史から生まれた世にもおもしろい英語』(IBCパブリッシング刊)という本を書いています。2018年4月に 出版社を退職し、41年にわたる編集者生活を終えました。いま世界中を旅しながら、本や雑誌記事の執筆とともに、旅先ではこのブログを書いています。お金はありませんが、時間だけはたっぷりある贅沢な旅と執筆と読書と映画の日々を綴っていきたいと思います。

旅三昧&ときどき読書+映画

私は小泉牧夫。英語表現研究家という肩書で『世にもおもしろい英語』『アダムのリンゴ 歴史から生まれた世にもおもしろい英語」(IBCパブリッシング刊)という本を書いています。2018年4月に出版社を退職し、41年にわたる編集者生活を終えます。それからは世界中を旅しながら、本や雑誌記事の執筆をする予定。お金はありませんが、時間だけはたっぷりある贅沢な旅と執筆と読書と映画の日々を綴っていきたいと思います。

2018-01-01から1年間の記事一覧

湖水地方の青い空と緑の平原

8月29日(水)、朝Whetheralという村のホテルを出発、近くのカーライルという町まで車を走らせ、カーライル城へ。「ハドリアヌスの城壁」がイングランドとスコットランドの境界だとされるが、この地に紀元2世紀にローマ軍により砦が築かれた。おそらく「ハド…

ハドリアヌスの城壁を目指して

8月28日(火)、昨日ホテルに着いたのが深夜になってしまった。その反省にたって朝8時にホテルを出発する。Clydebankというその町から橋を渡ってハイウェイに入り、それをグラスゴー方面に行って、そのまま南下すればいいだけなのだが、またもや、どうしても…

ネス湖の水は黒かった

8月27日(月)、ネス湖にほど近いDingwallという村のホテル。朝食を終えて外に出ると、雄大な自然が広がっていた。 小さなフロントにオーナーらしき男性がいた。「昨日ここにいた少年はあなたの息子さんですか?」と聞くと、「このホテルのスタッフのお孫さ…

ハリー・ポッターとベアトリクス・ポター

9月6日にフランス・イギリス・タイの旅を終えて日本に帰ってきたのだが、NHK文化センターでの講義が控えていたので、そちらにかかりっきりになり、ブログを全く更新できないまま(まあ、このブログでは毎回長い文章を書いているので、他のことと同時並行的に…

エジンバラまではプロペラ機で

8月25日、午後8時に妻とボンマスの街の中心の広場「スクエアー」前にあるタクシースタンドで待ち合わせ。タクシーに乗り駅前にあるバス・ステーションに行く。運転手は「妹の夫が日本人だ。いつか日本に行ってみたい」と言う。日本人が乗ってきて、しかも会…

英語学校はサウジアラビア人でいっぱい!

8月24日、イギリス・ボンマスの「チョコレート・ボックス・ホテル」は実際はB&Bで、部屋も驚くほど小さかった。日本の基準で言えば、畳6畳くらいのスペースにベッドからシャワーからトイレまでを詰め込んでいると言えば、一番わかりやすいだろう。シンク(洗…

痛恨のミス!「シェルブールの雨傘」の撮影地を見逃す。

8月24日、今日はシェルブールからフェリーに乗って南イギリスのプールという港に行き、それから妻が留学しているボンマスという街のホテルまで行く。プールの港からボンマスまで、どのくらい距離が離れているのか? 電車がいいのかバスなのか? タクシーで行…

ギヨームはバルフルールから出港していなかった!

8月22日、フランスのシェルブールはフランス・ノルマンディのコタンタン半島の先端にある港町だ。この不思議な名前の半島は、モンサンミッシェルのすぐ横にあるというとても理解されやすい。私がこの街を訪れた理由は映画「シェルブールの雨傘」の舞台地とな…

 ノルマン・コンクエストを描いたタピスリー

8月21日、フランス・ノルマンディのバイユーという村に滞在。ここにはノルマン・コンクエストの様子を刺繍したタピスリー(英語ではタピストリー)があり、世界記憶遺産となっている。 日本ではあまり知られていない小さな村のタピスリーだが、やはりフラン…

ファレーズ村に行けなかった! 痛恨のミス

8月20日、フランス・ノルマンディのカーンという街の真ん中には、海の向こうのイングランドを征服したノルマンディ公国の王ギヨーム(ウイリアム征服王)が1060年頃に建てたお城がある。いまは城壁だけが残っているが、その中には博物館や美術館がある。 今…

フェリーでフランスのカーンへ

8月19日、今日はポーツマスからフェリーに乗ってフランス・ノルマンディのカーンという街に行く。 昨日の夜に朝7時にタクシーを呼んでもらっていた。7時ちょっと前にフロンに降りて行ったが、スタッフは朝食の方の仕事にかかりっきりでなかなかチェックアウ…

白いチョークの絶壁「セブンシスターズ」

8月18日。前の晩9時に着いたブライトンのホテルは最悪だった。「ホステル」というだけあってバックバーカーや多く宿泊しているユースホステル、あるいはYMCAのような感じの宿泊所。二段ベッドで一部屋に8人が2段ベッドで寝る部屋もあるのだが、私はひとり一…

1066年の戦場跡、その地名はBattle

いろいろ事情があって、8月17日から20日の4日間ブログが更新できなかった。だが、この4日間は私にとってとても充実したものとなった。 8月17日のことから書いてみたい。昨日のドーバーで、駅にも城にもスーツケースを預かってくれるところがなかったので、…

大きなスーツケースを転がしてドーバー城見学

カンタベリーのCathedral Gate Hotelでコンチネンタル・ブレクファストを食べ、9時にホテルのすぐ横にある「Canterbury Cathedral」へ。私は長いこと、英国国教会の総本山はロンドンのセント・ポールだとばかり思っていた。しかし実際はここカンタベリーの大…

片道料金がなぜ往復より高いのか?

ロンドンから列車でカンタベリーに行くだけなので、今朝は少し遅めに起きる。1階のレストランで朝食を食べている時に、カンタベリーに直行しても、ホテルのチェックインタイムよりも早く着いてしまう、そこでどこかロンドンの名所に寄ろうと考えた。地図を見…

私はバングラデッシュ人です

7月31日に前に勤めていた出版社の同僚たちと昼食、3時にNHK文化センターに行き10月に行う「英語はこんなにおもしろい」という講座のパンフレットの顔写真の撮影。その後、以前旅行会社を経営していて、いまは投資家になっている高木さんと神保町で夕飯を食べ…

アメリカでは3000円で運転免許が取れる

7月18日(水)、娘の家族はアメリカに帰っていった。2人の孫にとっては実質初めての日本は「とても楽しかった」と言う。フロリダの生活は、家も広くて住環境は申し分ないし、どこに行くのにも車で簡単に行ける。日本のようにバスに乗って電車を何度も乗り継…

「アンデルセン公園」と「おもちゃ王国」

7月10日(火)、娘だけが東京で人と会うため、娘の夫と私で孫2人を柏アリオに連れていき遊ばせる。子供用のかなり広いマットのスペースがあるのだが、近くに玩具店もあり、ちょっと目を離している隙に1人がいつの間にかそっちへ行ってしまう。娘の夫と2人で…

孫たちとの怒涛の日々

7月6日(金)、元同僚の荒川君と渋谷のクッチーナでパスタを食べる。彼も「あと2か月で定年だ」という。「やっと会社を辞めるという実感が湧いてきた」と。 1時半に荒川君と別れ、ドンキホーテで孫たちの室内履きのスリッパを買って羽田に急ぐ。到着は3時35…

サッカーはなぜ世界的スポーツなのか? 

サッカー・ワールドカップ、朝3時にベルギー戦のキックオフ。後半開始早々、日本が2点を入れリードした時には、ひょっとするとひょっとするかもと思ったが、その後3点入れられ敗退。最後の1点はアディッショナルタイム中だった。会社のことを考えずに、明け…

初ヒットが初ホームラン、頑張れヒガシオカ!

朝9時からヤンキース対レッドソックスの試合を見る。NHKBSもワールドカップを放送をしているので、CSのJ sports 2で。NYにいるKくんは試合に間に合って、スマホのQRコードを無事に提示できただろうか? TVに観客席が映るが、もし大丈夫だったらきっと内野席…

ヤンキース戦チケット、QRコードがNYに送れない?

6月27日(水)、渋谷センター街のイタリアン「Ventuno」。私がいた出版社の同僚のHくん夫妻と秋にハワイへ行くので、その打ち合わせ。「もう両親が歳なので、急に病気になって行けなくなったらどうしようか」という話になる。私も妻も、母親が高齢だったので…

定年したのに、なぜこんなに忙しいのか?

6月23日(金)、内外メディア研究会の例会で日本記者クラブに。週刊新潮の元編集長の講演。質問も含め2時間。その後、二次会。喫茶で講演を聞きにきた人たち数人とお茶を飲む。私が2か月前に定年退職し、最後の有給休暇を使って大西洋横断のクルーズ船の旅を…

書店で買ったイギリスの地図。送料が上乗せされていて倍に

6月20日(水)、午後1時半に柏キネマ旬報シアターで「男と女 モントーク岬で」を観る。あまりおもしろくなかった。主人公の男性が小説家だったので、深みのあるストーリーを期待したのだが。 東京駅の丸善(日本橋の店がなくなり、ここが本店になったらしい…

岡村孝子のコンサート。大好きな「Adieu」を聞きたかった

午後1時に越谷レークタウンで弁護士のIさんと会い、食事とお茶。何年振りだろうか? 私の『アダムのリンゴ 歴史から生まれた世にもおもしろい英語』を読んでくれ、「こんなに知的欲求を満足させてくれる本を読んだのは久しぶり」というメールをいただいてい…

韓国映画「タクシー運転者」も凄いぞ!

6月12日、9時35分から韓国映画「タクシー運転手」を観る。これもすごい映画だった。毎日こんなレベルの高い映画ばかりみていると、感覚がおかしくなりそう。 広州事件についてはニュース映像を見たりして、ある程度知ってるつもりだったが、韓国の他の地域と…

念のため「万引き家族」も観たが、私はやはり「羊と鋼の森」に軍配

朝から雨。午前中に車でジムに行ったのだが、すでに駐車場が満車で入口のバーの前に5台の車が並んでいた。ウィークデイ(月曜日)で、しかも午前10時30分。私もそうだが、こんな時間にジムに来るなんて、世の中には何と暇人が多いのだろうか! 仕方なしにジ…

「羊と鋼の森」はもう日本アカデミー賞でしょ! ライバルは「万引き家族」か?

昨日は、フニックス・ワインクラブのパーティがあり椿山荘へ。私のテーブルは「C」で、そこには編集者やイラストレーターが集められていた。 私は酒が飲めないのだが、妻と一緒にフランス料理、そしていろんな人と知り合えることを楽しみに参加した。隣の席…

「ペンタゴン・ペーパーズ」はアカデミー賞確定? ただし北朝鮮情勢次第・・・

午前中に映画を観てジムに行き、それから近くの焼肉屋でランチを食べる。 朝9時から駅ビルのキネ旬報シアターで「さよなら、僕のマンハッタン」という映画を観ようと思って行ったのだが、この映画も同時に上映中の「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」…

フランスの8月は「バカンス」の季節

昨日は、午後2時半に渋谷の眼科で視野検査を予約していたので、4月まで勤めていた会社の同僚とお昼を食べる。後輩のMくんが会社を辞めて、アメリカ系の雑誌の編集長になると言う。「良く決断した。頑張ってほしい」と思う反面、イギリスに本社のある出版社で…