旅三昧&ときどき読書+映画

私は小泉牧夫。英語表現研究家という肩書で『世にもおもしろい英語』『アダムのリンゴ 歴史から生まれた世にもおもしろい英語』(IBCパブリッシング刊)という本を書いています。2018年4月に 出版社を退職し、41年にわたる編集者生活を終えます。それからは世界中を旅しながら、本や雑誌記事の執筆をする予定。お金はありませんが、時間だけはたっぷりある贅沢な旅と執筆と読書と映画の日々を綴っていきたいと思います。

旅三昧&ときどき読書+映画

私は小泉牧夫。英語表現研究家という肩書で『世にもおもしろい英語』『アダムのリンゴ 歴史から生まれた世にもおもしろい英語」(IBCパブリッシング刊)という本を書いています。2018年4月に出版社を退職し、41年にわたる編集者生活を終えます。それからは世界中を旅しながら、本や雑誌記事の執筆をする予定。お金はありませんが、時間だけはたっぷりある贅沢な旅と執筆と読書と映画の日々を綴っていきたいと思います。

韓国映画「タクシー運転者」も凄いぞ!

612日、935分から韓国映画「タクシー運転手」を観る。これもすごい映画だった。毎日こんなレベルの高い映画ばかりみていると、感覚がおかしくなりそう。

広州事件についてはニュース映像を見たりして、ある程度知ってるつもりだったが、韓国の他の地域とは隔絶して陸の孤島と化し、報道も軍部の発表だけに制限されていた。実際にあったことかわからないが、この映画の中では、1面が新聞名だけが印刷されていて、他は真っ白の広州の新聞が出てきた。検閲があったからだ。東京の記者クラブのシーンでは、テレビから流れる事件のニュースの日本語がちょっと不自然だったことが気になった。

街が戦争状態に。軍隊が市民に発砲し(実弾か麻酔銃かはわからないが)、棍棒で滅多打ちにする。広州の年輩の人たちの中には、映画を観て、実際はこんなものじゃなかった、もっと激しかったと言っている人もいるという。

私の親友の韓国人も広州の出身。恐らく彼はこの時小学生か中学生くらいだったのではないか? 彼はいま大学教授でメディア論の専門家となっている。この光州事件が彼の人生に影響を与えているのかも。

映画の後、ジムへ。水中歩行を20分、その後100m泳ぎ、すぐに電車で上野へ。上野の美術館で「エッシャー展」を観る。友人が無料鑑賞券を持っていて誘ってくれた。トリックアートだけをやっていた人かと思ったが、版画家としても高名だったことがわかった。版画家としての芸術を昇華させていくうちにトリックアートにたどり着いたことがわかる。

その後、上野の料理屋で酒を飲む。私も梅酒でお付き合い。楽しい。

家に帰って、米朝首脳会談の報道を見る。シンガポール宣言は踏み込みは足らないが、とにかくトランプと金正恩が会って話をした。それが交渉の第一歩という論調。アメリカが「現政権の維持を認めた」というが、北朝鮮の人々が、豊かで自由な外の国々のことを知るようになり、これまで為政者のためにいかにひどい目にあってきたかがわかると、金正恩批判が巻き起こり、‟人民裁判“のようなことが起こらないのだろうか? 金正恩は最悪の場合を考えて、「中国かアメリカへの亡命」についても確約を得ているのかもしれない・・・などとまで、私は考えてしまう。