旅三昧&ときどき読書+映画

私は小泉牧夫。英語表現研究家という肩書で『世にもおもしろい英語』『アダムのリンゴ 歴史から生まれた世にもおもしろい英語』(IBCパブリッシング刊)という本を書いています。2018年4月に 出版社を退職し、41年にわたる編集者生活を終えました。いま世界中を旅しながら、本や雑誌記事の執筆とともに、旅先ではこのブログを書いています。お金はありませんが、時間だけはたっぷりある贅沢な旅と執筆と読書と映画の日々を綴っていきたいと思います。

旅三昧&ときどき読書+映画

私は小泉牧夫。英語表現研究家という肩書で『世にもおもしろい英語』『アダムのリンゴ 歴史から生まれた世にもおもしろい英語」(IBCパブリッシング刊)という本を書いています。2018年4月に出版社を退職し、41年にわたる編集者生活を終えます。それからは世界中を旅しながら、本や雑誌記事の執筆をする予定。お金はありませんが、時間だけはたっぷりある贅沢な旅と執筆と読書と映画の日々を綴っていきたいと思います。

フランスの8月は「バカンス」の季節

昨日は、午後2時半に渋谷の眼科で視野検査を予約していたので、4月まで勤めていた会社の同僚とお昼を食べる。後輩のMくんが会社を辞めて、アメリカ系の雑誌の編集長になると言う。「良く決断した。頑張ってほしい」と思う反面、イギリスに本社のある出版社で編集長をやっていた人のことをふと思い出した。彼は日本の読者向けの英語関連の書籍の編集長をしていたのだが成績が振るわず、イギリスの出版社が本国でつくる原書の日本国内の販売だけに専念することを決定したために、彼を含めた日本人編集者たちが一挙に職を失ってしまった。彼には奥さんもいたし小学生の子供も2人いたので、本当に真っ青になっていた。私も、いろいろ心当たりに頼んでみたのだが、どこにも就職の口がなかった。

眼科に行った後、駿河台の出版健保へ。7月に2泊する軽井沢の保養施設の申し込みに行く。アメリカから娘の家族がやってきて2週間日本に滞在する。上の5歳の孫は3回目、下の3歳の方は2回目の来日。昨年、妻の母親が亡くなり葬式の時に1週間だけ日本に滞在したのだが、フロリダの生活に比べて刺激的だったせいか、日本が大好きになってしまった。今度は夏休みで来るので、新幹線に乗って軽井沢に行くことにしたのだ。われわれには見慣れた、普通の電車が線路の上を走っている風景を見ただけで「あっ電車だ!」と叫んでものすごい喜びようだった。前から新幹線に乗ることが夢だった。それが実現する。きっと楽しみにしていることだろう。

千代田線の新御茶ノ水の後方の出口で降りて、iPhoneマップを頼りに出版健保に向かって歩いたのだが、日大病院を左に見て山の上ホテルの坂を上がり錦華公園にぶつかると、左に曲がって坂を降りるという指示になっている。その通りにさらに5分歩いて「目的地周辺」に着いたものの、そこは崖の下だった。その崖の上が出版健保のビル。しかたなしに、崖を左にぐるっと回り込みさらに5分も歩くと、やっとのことで目的地に着いた。

気づいてみたら、さっき突き当たった錦華公園からたったの10メートル右に行ったところだった。10分も遠廻りして余計な道を歩いたことになる。本当に大丈夫なのか、iPhoneマップ。

孫の食事も申し込むのかと思っていたら、朝夕とも小学校に入る前の子供の食事は現地でメニューを確認してから決めればいいとのことで、一安心。

今日は、12時に病院に行って、尿と血液を採り前立腺PSAの検査。特に問題ないとのことで安心する。

午後また佐藤優の『十五の夏』を読んでいたら、ふと「バカンス」という言葉が頭をよぎった。そうだ、8月は、ほとんどのフランス人は長いバカンスをとる。パリからはほんどのフランス人がいなくなり、観光客だけになるという話をよく聞く。

私はまだ8月の旅行のフランス側のホテルを予約していなかった。イギリスのPooleからフランス・ノルマンディのCherbourgまでのフェリーが一杯だったのも、日曜日だったというよりも、バカンスシーズンだったせいかもしれない。

慌てて、カーンとバイユーという町でそれぞれ一泊、シェルブール2泊予約する。Expediaで申し込むと、私の名前やクレジットカード情報がそのまま画面に出てくるので、再度打ち込む必要がない。だからすごく早く予約できる。とにかく駅から近くて、口コミの評判がよく、安いところを選ぶ。たまにすべてが完璧なホテルが表示されるのだが、街の中心から10キロも20キロも離れていたりする。車で旅をする人にとっては、それでよいのだろうが・・・。そんなこともあるので、十分に注意を払って予約する必要がある。

さて、あとはシェルブールからバルフルールまでのスクーターの予約だけだ。いろいろネットを検索してみたのだが、パリやリヨンのような大都会、ロワール川沿いのお城がたくさんあるトゥールのような観光地には、レンタルバイクが申し込めるサイトがあるものの、シェルブールのような田舎町は出て来ない。

でも、街角のあちこちに自転車やオートバイを貸してくれる小さな店があるような気がするのだが・・・。